ハリス氏、「黒人・女性」で初の副大統領に「ガラスの天井壊した」と祝福の声

ハリス氏は当選を確実にしたバイデン氏に電話する様子を撮影した動画をツイッターに投稿した。

ハリス氏は当選を確実にしたバイデン氏に電話する様子を撮影した動画をツイッターに投稿した。

【シリコンバレー=奥平和行】米大統領選で民主党候補のジョー・バイデン前副大統領の当選が確実になり、カマラ・ハリス上院議員(56)が女性として初めての副大統領に就任することになった。黒人の副大統領も初めて。支持者などから女性の活躍を阻む「ガラスの天井」を壊したと歓迎する声があがった。

「やった!」。ハリス氏は7日、バイデン氏の当選が確実になるとツイッターに短いメッセージを投稿した。添付した動画にはバイデン氏に電話をかけ「次の大統領になるのね」と笑顔で話しかける動画も添付した。

ハリス氏はジャマイカ系の父親とインド系の母親を持ち、1964年にカリフォルニア州オークランド市で生まれた。検察官出身で、地元カリフォルニア州の司法長官を経て2016年に上院選で初当選した。米国の二大政党における女性の副大統領候補は08年に共和党がサラ・ペイリン元アラスカ州知事を指名して以来で、当選は初めてになる。

女性の地位向上活動に取り組んでいる米フェイスブックのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)は7日、「231年の歴史で初めて移民の娘で黒人・南アジア人系の米国人が副大統領に就く」とコメントした。「ガラスの天井やリーダーシップに関する規範を壊した」と祝意を示した。

米アップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏の夫人で慈善活動家のローリーン・ジョブズ氏も7日、ツイッターを通じて「民主主義と共通の人間性、そしてガラスの天井が壊れたことを祝福する」と述べた。

首都ワシントンのホワイトハウス前では、ハリス氏の母校であるハワード大の卒業生の黒人女性、シュリータ・ターナーさん(53)が同氏のプラカードを掲げた。「とても誇りに思う。ハリス氏は素晴らしい副大統領になる」と祝福した。

ハリス氏の父親、ドナルド・ハリス氏の出身国、ジャマイカのホルネス首相は7日、ツイッターに祝福のコメントを投稿した。「女性として米国の副大統領に初めて就くハリス氏がジャマイカの遺産を引き継いでいることを誇りに思う」「世界中の女性の勝利だ」などと指摘した。

母親の祖国であるインドのモディ首相もツイッターを通じて祝意を示し、「すべてのインド系米国人の誇りだ」と述べた。また「あなたの支援とリーダーシップにより米印関係が強固になると確信している」と期待を示した。